「何か細かいことが気になってしょうがないんだよね」
「小さな事にクヨクヨしない、おおらかな人間になりたいもんだよね」
この記事を読んでくれた方は、恐らく細かい事によく気が付く繊細な神経の持ち主だと思います。
しかも、どこかでHSPという言葉を聞いて、「HSPって私の事かも?」と思ったのかもしれません。
そんな方へ、「HSPとは何なのか?」簡単に紹介していきたいと思います。
☑記事の内容
・HSPとは?
・HSP気質の特徴
・HSSとHSPの違い
この記事を書いている私自身も、ちょっとした変化にすぐに気が付く方で、一時流行った「鈍感力」ではないですけど「何も気が付かない方が幸せだろうなぁ」なんて考えていたこともありました。
そこで気になり色々と調べていって2018年に「HSP」という気質であることが分かりました。
それでは、「HSP気質とは何なのか?」を紹介していきます。
急に「あなたは【HSP】ですね」と言われても何だか分からないと思うので説明していきます。
☑英語で「Highly Sensitive Person」(ハイリー・センシティブ・パーソン) の略で、日本語に訳すと「とても繊細な人」という意味です。
アメリカの心理学者、 エレイン・アーロン 博士によって名付けられました。
アーロン博士自身も繊細で敏感な神経の持ち主だったようです。そのアーロン博士が、自分自身の内面を探り、様々な研究によって見出した概念が【HSP】です。
「頭の中で細かな事をいつまでも引きづって、毎日疲れるよ~。」
「人の感情の変化に影響されやすくて辛いよ~。」
「何でこんなに面倒くさい、損な性格なんだろう。」
HSPの方は、こんな風に考える傾向があります。私もわりとこんな感じです。
実はこれって性格の問題ではなく、気質の問題なのです。性格のように、後から身につくものではなく、生まれた時に備わったものなのです。
それでは、「そんな【HSP】って世の中にどれくらいいるの?」と気になると思いますので紹介します。
アーロン博士の研究から人口の15%~20%いるらしいです。約5人に1人ですね。世の中で言うと少数派に分類されます。
何でも多数派の意見が通るのが、世の中では普通ですから、生きづらさを感じてもおかしくはないはずです。
しかし、周りを見渡してみると「本当に2割もいるの?」という感じではないでしょうか?
それではHSPの特徴を見ていきましょう!
HSPがとても繊細で敏感な気質だという事は分かったと思いますので、具体的な特徴を紹介します。
光、音、におい、味、触感などの刺激に敏感です。自分の中から生まれる感情にも敏感です。
☑例
☑音に対して敏感な方には、こちらの記事がおすすめです。
人の気持ちを感じ取るのが上手い方が多いです。それが欠点にもなります。
☑例
自分と他人を区別する「境界線」が薄いというのがHSPの大きな特徴です。
☑例
☑例
特徴を簡単に紹介しましたが、「はたして私はHSPなのか?」と気になる方もいるでしょう。それではセルフチェックをしてみましょう!
ここまで読んでくれた方は、【HSP】に興味があり、自分自身もそうかもしれないと思ったのでしょう。
それでは簡単な【HSP】のセルフチェックをしてみましょう!
こちらのサイトです。
48個の簡単な質問に5つの中から1つを選択していきます。
最後にこんな感じで結果がでます。
☑ こちら「The Highly Sensitive Person」は、エレイン・アーロン博士の許可を得て、日本で独自に作成・運営され たサイトのセルフチェックです。
セルフチェックをしてみてどうでしたか?
何だか私はHSPらしいけど、ちょっと違うんだよなと違和感を感じた方がいるかもしれません。
そんなあなたは、【HSS】かも知れません?
HSPの検査を受けて違和感を感じたあなた!
HSPには刺激を求めるタイプもいるんです。
それが刺激追求型のHSPの【HSS】というものです。
HSPの感受性と一緒に刺激を求める気質を持って生まれた人です。
「High Sensation Seeking」略してHSS。HSS型HSPと言われます。
HSPと同様に繊細ではあるけれど、新しい事に興味を持ちその対象が次々とうつリ、どちらかというと外向的で飽きやすい人たちです。HSPの中に30%存在します。
HSPが20%なので、その中の30%となるので人口の6%ですね。非常に少ないことが分かります。
☑ こちら「The Highly Sensitive Person」は、エレイン・アーロン博士の許可を得て、日本で独自に作成・運営され たサイトのセルフチェックです。
今回は、HSPという気質についての紹介でした。
まとめると以下の通りです。
☑HSP気質の特徴
・HSPは生まれ持った気質
・5人に1人がHSP
・刺激に敏感
・人の影響を受けやすく境界線が薄い
・勘がいい
・物事を深く考える
・刺激追求型の【HSS】型のHSPもいる
結果がどちらにしても刺激に敏感なので、生きづらさを感じている方が多いのはたしかでしょう。
HSPという気質は決して損な事ばかりではありません。高い感受性や想像力は強い武器にもなります。
自分の特徴と世の中の状況をよく理解し、HSPの強みを生かしながら世の中に適応し、自分らしく生きていけるのが理想でしょう!
HSPの方は自分の頭の中で色々と考えがちになります。
そんな時にこちらで頭を使わずに観られる作品も紹介していますので、気分転換に観てみるのも良いと思います。
☑こちらの本もおすすめです