2020/5/16更新
「いつも仕事するのがツライんだけど、何か私にはこの働き方が向いていないんじゃないかな?」
「色んな刺激に敏感でストレスに弱いHSPにも、向いている働き方ってあるのかな?」
それでは、どんな働き方が向いているのかを一緒に考えていきましょう。
☑本記事の内容
・HSPに向いている理想の働き方とは
・逆にHSP向いていない働き方とは?
・HSPに向いてるのは一人?・会社(組織)?
本記事を書いている私は、2018年に自身がHSPだと分かりました。
私自身も働き方については色々と考えてきました。
それでは、HSPに向いている働き方を紹介していきます。
目次
「HSPのあなたが働きやすいな」と思う時はどんな時ですか?
静かな場所、人からの視線をあまり感じない所、自分のペースでできる事など色々と思いつくでしょう。
☑大きく分けるHSPに向いている働き方には4つあります
・刺激が少ない環境か?
・自分の力が発揮できるか?
・適度な距離感を保てるか?
・自分のやり方でできるか?
それでは、1つ1つ確認していきましょう!
HSPの仕事のパフォーマンスは、環境に大きく影響されます。
まずは、苦手な環境から見ていきます。
☑HSPの苦手な労働環境
大抵の人は、このような刺激の多い環境が苦手だと思います。
理想は、1人でマイペースに仕事ができるような環境ですね。
「これができれば苦労しないよ!」
「私には何の決定権もないから、どうにもならないよ!」
そんな方には環境を整える工夫をしてみましょう!
☑環境を少し整えて、刺激を減らす
HSPは敏感なので、五感から入る過剰な情報をいかに遮断するかが重要なポイントになります。
仕事選びですが、給料、休日、福利厚生だけで何となく選びがちですが、その条件だけで何となくで選んでいくとHSPにとっては違和感を感じ辞めてしまいます。
「何となく仕事が合わないなぁ?」
と感じる方は、そもそも適性が違うのかもしれません。
そんな方は、自分の強みが分かる「ストレングス・ファインダー」をおすすめします。
下記の記事で紹介しています。
それでは、仕事に就いてなぜ違和感を感じるのかを説明します。
まず1つ目は、世間の物差しで仕事を選んでしまった場合です。
☑例
2つ目は、就職活動には期限があるので、その期限内に可能な目の前にあった仕事に決めてしまった事です。
この結果
「何か仕事が合わないなぁ?」
「疲れるだけで、何の達成化もないや。」
「ただ毎日の仕事をこなしているだけの感じがする」
という違和感を持つようになってきます。
☑この2つに共通している事は、「自らが仕事を選んだ実感がない」という事になります。
自分の興味のある事は何なのか?
自分に向いている事は何なのか?
この事を知ったうえで仕事を選ぶと良いと思います。
☑そんな方には下記の適職診断がおすすめです!
どちらも登録なしで診断できます。基本的にいくつものサイトで診断しても同じような結果が出ます。実証済みです(笑)。
もうちょっと本格的にやるなら下記のリクナビNEXTがおすすめです。
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どんな人にでも悩みになるのが人間関係です。
リクナビNEXTの調査でも、離職原因上位に多いのは、人間関係のトラブルです。
刺激に敏感なHSPにとっては、尚更重要ですね。
職場の人が部屋へ入ってきた、前を通り過ぎた、隣に座ったなど、いちいち細かな事が気になります。
しかも、「何か今日は機嫌が悪そうだ」「取引先で嫌な事があったのかな?」など相手の気持ちまで自然と読み取ってしまいます。
誰しも多少は相手の機嫌を感じ取るでしょうが、HSPの場合は、まるで自分の事のように感じてしまうのです。
「可能なら機嫌の悪そうな人には近づない。」というのが一番良いのですが、仕事となるとなかなか難しいですが…
HSPは疲れやすいです。
なるべく疲れないで仕事をするには、自分のやり方でやる必要があります。
疲れやすさが原因で何が困るかというと「周りの人と同じペースで動けなくなる」ことです。
☑体調の変化に波がある
HSPは本来は、真面目で責任感が強いので、一度決めた事は最後までやり通そうとします。
元気な時はいいのですが、何かをきっかけにエネルギーが切れると動けなくなってしまいます。
たとえば、刺激が自分の許容範囲を超えた時ですね。本当なら刺激のない所で働ければいいのですが、現実的にはそんな分けにはいかないと思いますので。
それで、こんな感じになると思います。
☑刺激でストレスが溜まる→限界を超え動けなくなる→休んでいくらか動ける→元気になる
上記を繰り返します。
そこで、自分の体調の変化の波を把握する事が必要になります。
☑例
人によって感じ方は様々なのでデータを取りながら対策をする事をおすすめします!
次に向いていない働き方です。
HSPに向いていない働き方は下記の3つです。
・競争の激しい環境
・要領の良さが求められる環境
・不特定多数の知らない人と接する環境
それでは順番で見ていきます。
よく言われる、ノルマや売上に厳しい営業などの仕事です。
小さな刺激でもストレスを感じやすいHSPにとって、結果を出し続けなければならない環境の仕事は、心の負担が大きすぎます。
周りからのプレッシャーに耐えられず、うつ病になってしまう事もあります。
また、熾烈な競争に勝ち抜くためには、時には周りを蹴落とす必要もあります。
共感能力が高い、人の感情に敏感で左右されるHSPにとっては、非常につらいでしょう。
物事を深く考えられるHSPの方には、要領の良さが必要な作業を苦手とする方が多い傾向があります。
いくつもの仕事を同時進行したり、仕事のスピードを求められたりすると、パニックになったり、小さなミスを繰り返してしまうこともあります。
誰にでも平等に接しようとする方が多いHSPには、ただでさえ人付き合いは疲れるのに、多くの知らない人と接するのは、もの凄くストレスが溜まります。
「HSPって、人と一緒にいると疲れちゃうから、一人で働くのがいいんじゃない?」
そんな風に考える方もいると思います。
それでは一人で働くことについて考えてみましょう。
昔に比べて、インターネットやパソコンの普及により、一人で働くことが容易になりました。
独立して一人で働くメリットは、「誰と仕事をするか」「仕事に時間とお金をどのくらい費やすか」など全てを自分でコントロールできることです。
体調の変化の大きいHSPにとって、自分の体の様子を見ながら集中の高い時に仕事ができるのは、とても充実感が高まります。
言うのは簡単ですか、実際に始めるのは難しく、更にそれで生活できるだけの収入を稼ぎ続けるのはもっと難しいです。
仮に始めるのなら副業から始めてみてはいかがですか?
現実的にすぐに独立は難しいと思いますが、副業が軌道に乗り、副業だけで生活できそうなレベルになったら本業にするという選択もありだと思います。
ほとんどの人にとって、これが一番現実味があると思います。
就職、転職サイトで「HSPに向いている仕事を探そう!」
と言えればいいのですか、確かに仕事の内容だけ見れば
・マッサージ師
・カウンセラー
・介護福祉士
・セラピスト
・トリマー ペットシッター
・動物園の職員
・酪農
・農業
・SE
・プログラマー
・ライター
などが向いていると言われています。
20代の若い方なら、HSPの向いている仕事に未経験でもチャレンジしてみるのも有りだと思います。
20代の人、もしくは超ハイスペックな人ならまだしも、30代、40代の普通の人となると全く違う業界(未経験)で、そこそこの生活ができるだけの待遇を受けるのは現実的に難しいでしょう。
「それじゃあ、どうすればいいの?」
「今の技術が生かせる、自分にとって今より働きやすい会社へ行く」
このようになると思います。
HSPの人にとって業種、職種、高収入よりも環境、人間関係などを重視した方が働きやすいのではないでしょうか?
今回は、HSPに向いている働き方の紹介でした。
まとめると以下の通りです。
☑HSPに向いている働き方
・刺激の少ない環境
・適性のある仕事
・適度な距離感を保てる人間関係
・自分のペース・やり方でできる仕事
・会社(組織)よりは一人の方が向いている
☑HSPに向いていない働き方
・競争の激しい仕事
・要領の良さが求められる仕事
・不特定多数の知らない人と接する仕事
基本的にHSPは真面目なので、誰も見ていなくても仕事をさぼりません。
環境さえ整えばある程度は結果が出せる、出せる自信のある方も多いと思います。
一人で仕事をしても結局は、取引先やお客が必要ですので、完全には一人ではありませんが、一人で仕事をするのは向いていると思います。
昔よりも一人で稼ぎやすくはなりましたが、簡単ではありません。
どちらにしても将来的には一人で稼げる、どこでも稼げるような働き方の準備した方が良いと思います。
実際に一人で稼げる、何処でも稼げるようになれば、ほとんどの不安は無くなると思います。
☑こちらでHSPの方に向いた本を紹介しています。
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