株式投資に慣れてくると、「何も問題なさそうな銘柄なのに、なぜ株価がこんなに下がるのかな?」と考える事もあるでしょう。
もしかしたら、その株価下落は、機関投資家の空売りが原因かもしれません。
そこで今回は、機関の空売り残高の調べ方について紹介します。
目次
まずは空売りの説明と、メリット、デメリットについてです。
証券会社から株を借りて売り、決済期日までに買い戻して株を返却し、その差額で利益を狙う取引です。
通常取引の現物取引では、株価が下落しそうな場合、購入を見送るか、株価が下げ止まるのを待つことしかできません。
信用取引の空売りをすれば、下落局面においても、利益を得ることが可能となります。
☑相場の下落局面でも利益を狙える
一般的に株価は上下の値動きがあります。
下落局面では、現物取引では待つしかないタイミングを、投資のチャンスにできることがメリットです。
☑リスクヘッジとして利用できる
下記のような場合に有効
・割高に買われている銘柄が、適正な株価に落ち着くまで
・急落局面(リーマンショック、3.11、コロナショックなど)
・どうしても手放せない現物株を保有している場合
空売りをしていることで、値下がりリスクに対するヘッジ手段にもなります。
メリットを説明しましたが、当然デメリットもあります。
☑株価の急上昇による損失
株価が下がれば下がるほど利益が出る空売りですが、株価が値上がりしたケースでは、上がった分だけ損失(マイナス)となります。
株価は、どんなに下がったとしても0円にしかなりません。
しかし、短期間で株価が急騰することもあり、理論上株価は青天井ですので、徹底的なリスク管理が必要となります。
☑貸株料(金利)や逆日歩の負担
株を借りる空売りでは、株を借りるコストとして貸株料が発生します。
貸借される株が不足した場合には逆日歩(品貸料)も発生するため、注意を払う必要があります。
こちらのサイトで調べられます。
簡単に使い方を紹介します。
☑ページを開いた時の上部にあるスペースに、株式の銘柄コードを入れて検索します
今回は、私の持っている銘柄の2929(ファーマーフーズ)を検索してみます。
☑2929の機関の空売り残高情報が表示されました
空売りの日付、機関名、増減の%、株式数などが分かります。
サイト内には、空売り銘柄ランキング、空売り機関なども載っています。
参考までに少し見てみましょう。
このサイトには、その他にも色々と役立ちそうな情報があるので、参考にしてみるとよいでしょう。
☑参考までに 空売りの本