アメリカの景気、日本の景気は順調だ、問題ないと言っていますが、はたしてどうなのでしょうか?
最近は、アメリカ、中国間で関税の掛け合いをしていますよね?
関税を掛ける、報復措置をする、そんな話題が度々出てくると世界の株価が大きく下落しています。 こんな時に、ただしっと我慢して待っているのもストレスが溜まりますよね?
そこで何かできる事はないか?と思う方も多いでしょう。
そんな株が下がっている時でも安心して見ていられる方法はないのかな?と考えてみたら株が下がっている時に備える良い方法があるのです。
そこで、今回は株が下がっている時に備える保険のようなものを紹介していきます。
☑目次
〇株価が【下がる】と儲かる?ベア(インバース)型ETF
〇株価が【下がる】と儲かる?【外国】の指数!
〇株価が下がるほど儲かる!下落相場は【VIX】で投資!
目次
☑正確には日経平均が下がると儲かるものです。
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NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信
1571
NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信
「何これ?」と思うかもしれませんが、簡単に言うと日経平均株価がマイナスになるとプラスになる「ETF」というものです。
その前に、日経平均株価とETFについて簡単に説明します。
日本を代表する225銘柄の上場株式の平均株価で、日本の代表的な株価指標として使われています。単に日経平均や日経225とも呼ばれています。
「Exchange Traded Fund」の略で、取引所に上場している投資信託です。一般的な投資信託と違い、取引所で株と同じように売買ができます。個別銘柄株と違って、運用会社等に対して報酬として支払う「信託報酬」がかかります。
ちなみに、信託報酬についても説明しておきます。
投資信託を管理・運用してもらうための経費。保有している間は投資家が支払い続ける費用のことです。 投資信託の種類によって信託報酬は異なります。年0.5~2.0%程度が一般的です。ちなみに今回紹介する1357、1571 の信託報酬は、0.8%「2019/8/25現在」のようです。
それでは、こちらについて説明していきます。
1357
日経NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信
さきほど触れたとおり、日経平均がマイナスになるとプラスになるETFです。という事は日経平均がプラスになるとマイナスになりますので注意が必要です。ダブルという名がついているように、値動きが2倍になります。
☑例
注意:あくまでもイメージで完全には連動していません
1571
NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信
こちらは値動きが2倍ではなく1倍です。利益は少ないですがリスクも少ないです。
株が下がっても稼げる日本のETFがあるのは分かったけれど、それと似たようなもので、日本じゃなくて外国のものってないの?と思う方もいると思います。
それでは、他の金融商品も紹介していきます。
こちらです。 アメリカのNYダウに連動するものです。
2041
NEXT NOTES NYダウ・ベア・ドルヘッジ ETN
こちらはETFではなくETNといいます。
ここでNYダウとETNについて簡単に説明します。
NYダウの正式名称は、ダウ・ジョーンズ工業株価平均といいます。アメリカを代表する国際的な優良銘柄30社で構成される、アメリカの代表的な株価指数です。
「Exchange Traded Note」の略で、ETFと同様に取引所に上場している金融商品であり、取引所で株と同じように売買ができます。
こちらは、さきほどの「1571日経平均インバース」が日経平均がマイナスになるとプラスになるように、NYダウがマイナスになるとプラスになります。反対にNYダウがプラスになるとマイナスになりますので注意が必要です。
2041
NEXT NOTES NYダウ・ベア・ドルヘッジ ETN
アメリカ経済は景気が良いと言っていますが、もしもの時に備えて持っているのもいいかもしれませんね。
株が下がった時に備えるものがある事は、十分に分かってもらえたと思います。その中でも売買が簡単で分かりやすいものを紹介してみました。
その他にも株が下がった時に利益が出せるものが多くあります。興味のある方はぜひ調べてみて下さい。
株が下がった時にでも利益が出せるのが分かるとリスク分散も今まで以上に可能になり投資の幅が広がりますね。
株が下がるのは怖い、憂鬱だとばかり言ってられませんからね。色々な方法を試して、ぜひ自分に合った投資方法を見つけてみて下さい。
相場の世界は実際に体験してみないと何も分かりませんから。
最近株価の急落が多いけど大丈夫かなぁ?
株が下がる事に対する不安が大きくなる時期だと思います。
何の備えもしていないと、リーマンショックのような大幅下落で大損をする可能性もあります。
そこで今回は株価急落へ備える技術を紹介していきたいと思います。
注意:初心者の方は手を出さない方が良いと思います。
【VIX】って聞きなれないですよね?
知っている方の方が少ないと思います。
ニュースで取り上げられる事はないですからね。
それでは簡単にVIXを説明していきたいと思います。
VIX指数とは「Volatility Inde」の略で、数値が高いほど投資家が相場の先行きに不安感を持っていると言われます。通常は10から20の間で推移します。 暴落時には30や40に吹き上がるので、市場参加者の感情を反映する指数とも呼ばれています。
VIXってのは何となく分かったけど、VIXってどうやって買うの?
VIX指数に連動したETFがあります。これを購入しましょう。
VIXに連動したETFがあるのは分かったけど、メリットとデメリットって何?と思うでしょう。それではメリット、デメリットを見ていきましょう。
株価が下がる時に上がる傾向にあります。実際にリーマンショックのような株価大幅下落時に、アメリカのS&P500が大幅下落する一方でVIX指数は大きく上昇しました。
市場が大変不安定で株価の乱高下が激しい時にVIX連動ETFを買っておけば、株価下落による損失をVIX連動ETFの利益で相殺できます。
長期投資に向いていないです。リスクが高い時に上がるのなら買っておけばいいんじゃないの?と思う方もいるかもしれません。詳しい説明は難しいので今回は省きます。
実際のチャートを見ればわかるように、相場が不安定になったところでは大幅に上昇していますが、全体的には右肩下がりになっています。
恐怖指数 [VIX・日経VI・VSTOXX] 日経平均比較チャート
上記のサイトから引用しました。
あくまでも【VIX】への投資は保険として考えましょう。
アメリカのS&P500と逆の動きをする傾向があるため、VIX指数連動ETFに投資すれば株価大幅下落時に利益が出る可能性が高くなります。
ただしVIXは長期投資には向きません。VIXが上昇する場面は少ないし、基本的に右肩下がりです。
VIX指数連動ETFは、万が一に備えた保険としての使い方が最も良いようです。